朝テーブルの上に、卒園児からの手紙が載っていた。封を開けると、小学校の卒業文集「僕の夢」という題の文章が・・・。一行目に「僕の夢は、毎日遊んで暮らすこと」と。ギヨッ!とした。「な、なんだこいつは」卒園児がなんてことを言う。しかし、読んでいくうちに、嬉しくなってきた。「僕の通った幼稚園は、毎日、楽しく、特にK先生は、いろんな遊びを工夫して、本気になって遊んでくれた。遊んでばかりといっても、それが大変な仕事であることも理解している。大人になったら、ふたば文化の先生になりたい。K先生と一緒に働きたい、否、遊びたい」、と結んでいた。彼にとって、夢のような、まさに子どもの楽園であった様子が、生き生きと書かれていた。是非、早く大きくなって本園に就職して欲しい。
もう一通、嬉しい便りが来た。卒園児のUさんは、「園の理念が合っていて、ふたばで過ごした時が懐かしく、その時の生活が今の自分の基礎になり、力になっている。大いに遊び、大いに学び、公立の小・中・高、そして現在、筑波大学医学部で学ぶことができるのも、幼稚園で思い切り楽しく幼児期の生活を送ることができたからである。子ども達が同じように、ふたばで楽しい生活を送り、沢山の経験をしてくれることを望んでいる。」と書いてあった。
もう一つ、コロナ禍で、活動停止状態の父母会。人形劇サークルのポスターが掲示板に貼られていた。お母さん達も、そろそろ動き出した。そのポスターが凄い。プロ以上の出来。まず、キャッチコピーが見事、大きく、太く「大人たちも、楽園」と書かれた下に「子ども達は、園で毎日楽しそう、親はどうだろう・・・中略・・・こども達の楽園で、親もちょっと楽しみませんか」と、その構成も良い、オープンチャットあり、文章もうまい。「子ども達の楽園」は、親も子も職員も、ふたばに関わるみんなが楽しくなければならない。ふたばの理念が、ここまで理解されていることに感動・感謝!
コロナ禍の中でも、休園や自粛もせずに、世間とは別世界の、子どもの楽園で過ごせた園もあった。園を外部から完全にシャットアウトすることに、保護者の皆様が協力してくれたからと感謝している。これからも、楽しい園づくりに励みます。