「K君・三歳児の教え(養生訓)」

(2026.2.1)

 いつも元気に走り回っているK君、活動的で、言葉もハキハキとしている。体も大きい。K君は三歳。子ども達と鬼ごっこをすると、みんなで私を狙ってくるので、子ども達より動かなければならないのである。私が、「疲れた、もう降参、カンベンして、少しやすませて」と言うと、「ダメ、疲れてはダメ」と言う。「もう年だし、オジサンなんだから疲れるよ、少し休ませて。」と言うと「オジサンなんかじゃない」と言って攻めたてる。そして、また私が逃げ出すとK君は最後まで、しつこく追いかけてくる。K君に捕まり、「なんでK君は、そんなに元気で大きいの」と尋ねる?と、「あのね、いっぱい食べていっぱい寝るからだよ。エンチョーゴリラもいっぱい食べていっぱい寝ると大きくなるよ。だから、いっぱい食べていっぱい寝ないとだめだよ」と教えられた。「食う、寝る、遊ぶ」というが、順番から言うと、子どもは「よく遊び、よく食べ、良く寝る」のが大切である。

 最近は、夜型の子どもが多くなり、朝起きられなくなり、朝食抜きの子も多いという。そこで、「早寝、早起き、朝ゴハン」となっているようだ。「早寝、早起き、朝ゴハン」では消極的である。前提が抜けている。ゲームや電子機器をピコピコやっていては、目ばかりさえて、熟睡できないのではないか。早起きできないから、朝ゴハンも食べなくなる。まずは、身体を動かし、いっぱい遊べばお腹をすかす。だから、よく食べ、そしてよく眠ることができる。

 K君の教えは、子どもだけでなく、老若男女、全ての人に言えることだと思う。幸せな生活とは、健康で、明るく、元気に生活すること。どこかが悪いと、暗くなる。人は何より健康であることが第一である。お金があっても地位があっても、健康でなければ、意味がない。幸せじゃない。健康でなければ楽しく遊べないし、何を食べてもおいしくない。大人であれば、よく遊び、よく働き、よく動き、何でもおいしく食べられ、何の心配もなく、よく寝て朝スッキリと起きることが、幸せの第一である。「エンチョーゴリラも」K君の教えどおり、いっぱい寝て、大きくはならないだろうけど、良く遊び、よく働き、よく食べ、グッスリと寝て、毎日楽しく暮らしている。